達人インタビュー
- 全ての商品
- 半袖Tシャツ
- 長袖Tシャツ
- ポロシャツ
- シャツ
- タンクトップ
- スウェット
- レディース
- キッズ
- ベビー
- ジャケット
- スポーツ
- キャップ
- バッグ
- エプロン
- マスク
- タオル、バンダナ
- ブランドネーム
- ステッカー
- アクリルチャーム
- マグカップ
- グラス
- ボトル・タンブラー
- マウスパッド
- コースター
- iPhoneケース
- その他
- ブランド一覧
- 過去の品番
2016.8.24
達人インタビューイラストレーター JAIBON
好きであり続ければ、道はどんどん拓けてきます
今回は、イラストレーターになるきっかけはもちろん、専門学校講師として「教える立場」になって感じることなどについて、お話をうかがいました。
イラストレーターになるきっかけを教えてください。
小学生の頃からテストの答案用紙の裏に絵を描くなど、とにかく絵を描くのが大好きな子どもでした。
でも、あくまで好きなだけで、10代の頃はバンドや落語、ダンスや演劇など、ほかにも色んなことに興味を持っていました。
いろいろやってみて「やっぱり自分には絵だな」という気持ちが固まったんです。
そんな時に、初めて小さな絵を描く仕事をいただいて、それが形になった時に、人生でこれまでになかったほど嬉しい気持ちになって・・・。
それでもう一度基礎から絵の勉強をやろうと、20歳で専門学校に入学しました。
20歳で専門学校入学ですか!
遅咲きです(笑)。でも入学してみると、自分より絵が上手な年下がたくさんいて(笑)。
中には、すでにイラストの仕事をしているヤツもいて、本当に焦りましたね。
とにかく専門学校時代は、絵が上手に描けるようになろうと必死でした。専門学校という小さなコミュニティで一番になるぐらいじゃないと、世の中に出ても食べていけないという危機感を勝手に持っていましたから。
イラストの仕事で苦労したことはありますか?
あんまり苦労を苦労とは思わないタイプなんですよ(笑)。
たくさんの仕事をいただく前からゲームが好きで、ゲームに登場するキャラクターデザインの仕事がやりたいという目標を持っていました。
でも、すぐに希望の依頼がバンバン来るはずもありません。
そんなやりたい仕事が明確なのにできない、という時期が一番しんどかったですね。
イラストの仕事が増えるきっかけのようなものはありましたか?
一番大きかったのは僕の場合、人のつながりですね。色々な飲み会で知り合った人が縁となり、仕事につながっていきました。もちろんすぐにじゃないですよ(笑)。
出会って半年とか1年後ぐらいに、突然連絡が来てゲーム関連の依頼をいただいたり・・・。
自分の営業力や実績じゃなくて、人のつながりや縁でお仕事をいただく機会が少しずつ増えていきました。
イラストを描く時に、常に意識していることはありますか?
2つあります。
ひとつは、とにかく自分が納得して「カッコイイ!」と思うまで修正し続けることです。例えば「ハッピー」がテーマのイラストなら、自分がこれ以上ハッピー満載の表現ができないと思うところまで「やりきる」ということ。
もうひとつは、「プラスα」を大切にすること。例えば、ラフを1案ほしいと言われたら3案出す、みたいなことです。もちろんスケジュールに余裕がある時の話ですが。
クライアントが目に見える形で気持ちを形にしていく方が喜んでいただけますし、次につながると考えています。この2つは常に意識しています。
専門学校の先生というお仕事もされていますが、感じることやどんなことを伝えようとされていますか?
いつも学生たちの画力の高さには驚かされます。私が専門学校生の時より、数段上手い子ばかりですよ(笑)。
そんな子たちには、壁にぶち当たる覚悟をしておくように、といつも言います。
あと、授業では言葉でなかなか伝えたいことが伝わらない。自分のボキャブラリーの少なさに、いつももどかしさを感じています。
自分では理解している事を、言葉にして相手がわかるように伝える事の難しさを知りました。
学生さんは、JAIBONさんより絵が上手い子が多いですか(笑)
ぶっちゃけ多いです(笑)。ただ、絵が上手か下手かを決めるのは、自分じゃなくて周囲の人やお客さま。
だからこそ、「絵が好き」というピュアな心を持って絵を描き続けてほしいと話しています。好きだという心を持って描き続ければ、必ず絵を見てくれる人が出てきますから。
現在の作画環境を教えてください。
仕事のイラストは、下絵からペンタブで描き進めるフルデジタル派ですね。紙に描くのは、一番最初にキャラ配置の構図を考える時にチョロッと描くぐらいです。
今回のプレゼント用Tシャツは、プリズマが得意としている「オールオーバー昇華転写Tシャツ」での印刷です。
実際にご覧になっていかがですか?
発色が良く、隅々までキレイに印刷されておりました。
さらっとした肌触りで着心地もよく、季節問わず活躍してくれそうです。
販売用グッズとしても質が高くてイイと思います。
これからやってみたいお仕事はありますか?
ソーシャルゲームではたくさんのお仕事をいただいているのですが、いつかWiiやプレイステーションといった家庭用ゲーム機のゲームでキャラクターデザインをやってみたいです。
ホント死ぬまでの目標といった感じですが・・・。
でも、やりたいことや目標があれば、必ず口に出して人に言うことにしているんです。いつか、それが伝わって実現することを体験してきたので。
最後にプロのイラストレーターをめざす人にメッセージをお願いします。
とにかく絵を描くことを好きになること。プロになれるかどうかは、「絵が好き」という想いの強さに比例すると思います。
好きであり続ければ、道はどんどん拓けてきます。私がそうでしたから、自信を持って言えます。そして、「絵が好き」の次ぐらいに「人のつながり」を大切にしてほしいですね。