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オパール加工(BURNOUT)
レースのように見えるプリント加工をご存じでしょうか?主に原反で行う加工(「長物,ながもの」という言い方をします)ですがTシャツプリントに使えればおもしろいですよね?
オパール加工(BURNOUT)とは
オパール加工と呼ばれるプリント技法は英語ではBURNOUTもしくはBURN-OUTと呼ばれます。焼き切るという意味になります。日本でのオパール加工という呼称の由来はわかりませんが綿とポリエステルの混紡生地に硫酸等の強酸を成分とするケミカルをプリントし綿部分を酸で溶かす手法です。酸で溶かした後は焦げたような綿が残留しますので洗浄して除去します。主に原反段階で行われ加工ですが弊社では裁断品や製品で行った実績は結構あります。最近は見かけることが珍しくなりました。綿とポリエステルの混紡で説明エおしてきましたが実際は酸に強い繊維と弱い繊維が組み合わさった混紡であれば(経験はありませんが)可能だと思います。基本的な仕上がりにイメージは写真のようにレース調になります。生地の城っぽく見える部分をプリントしていますが綿が解けポリエステルの組織のみ網状に残っています。黒い部分には何も加工はしていません。
原反や裁断品での加工
加工自体が原反や裁断品段階になり、加工のみを請け負うことになりますので過去にはアパレルメーカーのみに提供してきた加工で一般のお客様に提供した実績はありません。現時点では弊社の加工設備の変更が理由で原反での加工や荒裁ちでの大きなプリントはできなくなってしまいました。本来のオパールとは違ったものになりますが綿ポリエステル混紡のTシャツの胸にロゴをオパールでプリントする等は実績はありませんがあり得ると思います。トライしてコレクションに加えていきたいと思います。
オパールを利用したアップリケ
またまた本来のオパールとはかけ離れてきますがオパールを用いてアップリケが可能です。オパールを用いて綿の生地をロゴの形に焼き切って、ボンディングで生地に接着するという方法です。こちらは実際にある程度実績があります。言葉だけでは何のことか全くわからないと思いますのでこれもコレクションに加えていきたいと思います。