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フロッキー(FLOCKY)
フロッキーは植毛とも呼ばれる加工で、ラバープリントの上にレーヨンやナイロンの毛足の短いパウダー状の繊維を植え付ける加工のことです。
植毛を行うには5種類の手法があります
植毛とも称されるフロッキーは初期には直植毛として行われていました。シルクでラバーをプリントした上に静電気を利用しでレーヨン等の毛羽を振りかける方法です。アナログ感満載で魅力的な加工ですが作業環境が劣悪なことから衰退傾向にあり、現在フロッキー専門業者は非常に希少です。
これに代わって登場してきたのが転写フロッキーで、紙にラバープリントを行い、インクが乾かない内に宣伝植毛を行い、乾燥後これを単純な転写としてTシャツに熱圧着を行う方法です。
さらに、似通った簡易な手法として転着(この言葉は弊社社内で使用している用語なので業界全体に通用するかはわかりません)フロッキーがあります。現在行われている最もメジャーな手法となります。
加えて、一般的ではありませんが弊社が取り組んでいるインクジェットフロッキーという手法があります。まだまだ完成された手法ではありませんが、個性的な加工が可能です。
静電植毛(直植毛)
植毛は静電植毛と呼ばれることもあります。オリジナルの植毛の手法はシルクでラバープリントを行った直後、インクが乾かないうちにレーヨンに代表される0.3~0.8mmの毛足の繊維を振りかけて行います。この際単純に振りかけると繊維の方向がランダムになってしますのでプリントに対して繊維が垂直、同方向になる様に静電気をかけて繊維の方向を統一します。静電植毛と呼ばれる所以です。振りかける繊維(毛羽と称されます)は0.3~0.8mm程度のものが一般的ですが2~5mmといった極端に長い繊維が使用されることもあります。こういった加工は長毛(ながけ)と称されます。あまり見かけることのない貴重な加工です。これらオリジナル手法の植毛はアナログ感があり、「かわいい」と評価されることが多く貴重な加工方法であることは間違いないのですが作業環境が劣悪なため衰退の一途にあります。弊社においても以前は加工えお行っていましたが現在は残念ですが行うことができません。
転写植毛
フロッキーペイパーと称されるあらかじめ植毛が施されたメディアがあります。毛足の長さは0.3mmから1.0mmです。このフロッキーペイパーにラバープリントを行い、直後にホットメルトパウダーを振りかけます。ラバープリントが乾燥した時点で余分なホットメルト樹脂のパウダーを除去し転写フロッキーシートが出来上がります。その後はこれを熱圧着するだけでフロッキープリントが行えます。
転着植毛
転着植毛も転写植毛で使用するフロッキーペイパーを使用します。転写と異なるのはTシャツ自体にホットメルト樹脂を印刷し、乾燥後フロッキーペイパーを重ねて熱圧着を行うという点です。転写で行うフロッキーと比較してシルクプリントとの組み合わせが可能であるという点が劇的に異なります。
インクジェットフロッキー
インクジェットフロッキーは手法的には転写フロッキーのバリエーションになります。白いフロッキーシートに淡色インクジェットで作画を行い、その後シルクでホットメルト樹脂を印刷し、乾燥後熱圧着を行います。様々問題がありまだ完成された手法とは言い難いメソッドですがフルカラーのフロッキーが行える希少な手法となります。
多色フロッキー
多色フロッキーはシルクを使用する多色フロッキーです。現在では見かけることは非常にまれです。問題点は版代がかさむ点と、使用できるフロッキーシートが0.3mmであるということです。0.3mmは薄すぎてボリウムが足らずイメージするようなフロッキーに仕上がりません。