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網掛け, 写真分解(HALF-TONE PROCESS, HALFTONE DOT)

写真分解(HALFTONE DOT)

モノクロ写真には色の情報はありませんが白から黒まで256の諧調を持っています。シルクプリントでプリント可能なデータはモノクロ2階調のみです。モノクロ写真をそのままでは印刷できないので網掛けと言われるドット等のモノクロ2階調に変換する必要があります。この作業を写真分解と呼びます。

連続諧調

オリジナルのモノクロ写真は連続諧調です。

「円」での網掛

35線、円形粗めの網です。数字が大きくなるほどドットは小さく、画像はきれいになりますがシルクで再現できるのは通常6線程度が限界です。

65line

ドット65線「円」での網掛。35線に比べると細かいところまで再現できていることがわかります。

ディザリング

ディザ

FMスクリーニングと呼ばれます。ランダムに配置されたピクセルの密度で濃淡を表現します。

ライン

LINE

こういった網掛も可能です。

網点テクニック

ここで紹介したのはフォトショップのグレースケールモードからモノクロ2階調に変換するきの設定を選択、調整してハーフトーンスクリーンを作成する方法です。4色分解もこの網掛をCMYK4チャンネルに掛けて行くことだと言い換えることができます。画像がカラーにになるともっと複雑なことが可能になってきます。アクションやブラシ、テクスチャーなどを利用してクリエイティブな網掛が可能になります。写真分解はもともとは連続諧調を表現するための方法でしたがインクジェットが代表する印刷方法の進化によって網点化が不要になり網点は網点を使用したグラフィックのクリエイションの一つとなったといえます。